東日本大震災。
地震、津波、原発事故、ガソリン不足、風評被害、県外の避難者・・・
かつてない広域な災害。
・・・でも、自分一人でもできることはあるはずだ。
あなたの思いとつながる被災地、いままでも、これからも、
そういうあなた [ボランティア] を応援している。
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今、子どもや若者が苦しんでいます。
不登校 ひきこもり自傷行為 家庭内暴力…これらは子どもや若者たちのSOSです。
3000人もの小中高の不登校年間500人を超える高校中退、若年無業者8100人、働きたくても働けない厳しい雇用の現状公的な福祉や教育の支援を得られないグレーゾーンの子どもや若者の急増…
これらは、個人や家庭の自己責任では決して解決しません。
羽賀大樹くん 26歳(仮名)・・・・・・・・・・・・・・・・・
羽賀くんは人と話すのが苦手で、高校でもなかなか友達を作れなくて中退。父親も厳しい口調で働かせようとするますが、面接で話せなかったりして一度も就労に結びつかなかった。
Vネットの若者サポートステーション(サポステ)につながったのが3年前。担当はとちぎVネットの会員でもある真岡の石田さん。
面談でもなかなか話せない羽賀くんに、根気よく話しかけ、平日も日曜日にも関わり続けた。やがてサポステの講座を受講したり、国の訓練事業をやってみるようにもなった。
その間にもアルバイトを紹介しながら応援した。彼が悩み苦しんだときは地元の銭湯で文字通り裸の付き合いまでしながら彼の心をつなぎ続けた。
今年10月、羽賀くんは石田さんと一緒に探した求人から農家の仕事に就くことができた。それは以前やった訓練事業の内容でもあった。
家族以外とはほとんど会話がなかった羽賀くんが仕事に結びついたのはまさに石田さんのあきらめない支援と、彼をいろいろな場や人につなげたからだった。
いくら知識や技術があっても人とつながることこそ大切なことだ。社会で最も大切な「人とつながる」ことを身をもって体験した羽賀くんを石田さんはこれからも支え続けてくださる。
横田かおりさん 21歳(仮名)・・・・・・・・・・・・・・・・・
横田さんは中学校の途中で不登校になり、高校もほとんど行かなかった。中学校の時のいじめが原因でリストカットは日常化し、通院している薬を大量に飲むこともしばしばだった。
高校を卒業してからは対人不安が強くなり、ほぼひきこもり状態。それでもなんとかしたいと、サポステにつながったのが去年の9月だった。
ユースアドバイザーの安藤さんはご自分の仕事があるのにも関わらず、横田さんの話を根気よく聞いてくださった。時には深夜に及ぶこともあった。
ようやく横田さんが若者向け講座に参加したのが今年の8月。以前のトラウマからほとんど人と人前で話をしなかった横田さんを青木さんは支え続けた。
横田さんはようやく社会への一歩を踏み出したばかり。これからも不安やつまづききは繰り返すかもしれないが、安藤さんのようなユースアドバイザーがいればゆっくりでも前に進めることだろう。
専門家でも医師でもない、地域にいる普通の人(家族以外の第三者)こそが子どもや若者を支え、守れる存在だと確信している。それがVネットで始めたユースアドバイザーの原点だ。
これからも悩み苦しむ子どもや若者を支える大人(ユースアドバイザー)につなげていきたい。
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想像してください
あなたが無一文で、明日食べるものもない状態を。
そして、わずかばかりの資産があるために生活保護も受取れないことを。
津波で家が…宇都宮駅の路上生活者
「自宅は津波にやられてしまって、仮設住宅に住むことになったけど、家族といさかいに嫌気がさして東京に行ったんだ…」というTさん。10月の夜回りで宇都宮駅で会った宮城出身の50歳代のホームレスのおじさんだった。見も知らぬ東京の路上の暮らしにもなじめず故郷にも帰れず、宇都宮で路上生活をしている。お金も無いし、細々と食いつないでいるがどうしたいいかわからない…と。
フードバンクとは
日本では毎年500万トン~900万トンの食べ物が、まだ安全に食べられるにも関わらず廃棄されています(食品ロス)。一方で、日本では貧困線以下での生活を強いられている人が数十万人います。フードバンクは、そうした食べ物を生活困窮世帯など支援を必要とする人たちに運び、有効に使ってもらう活動です。
「食」と「住」の確保は人間にとって最後のセーフティーネット
どんな人も食べないと死んでしまいます。様々な理由で食品が捨てられている半面、十分な食事を得られない人も沢山いることも事実です。捨てられてしまう食品と食事を得られない人をつなぐ役目を果たす「フードバンク宇都宮」。みなさんで支える最後のセーフティーネットご協力お願いします。
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