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2024/10/30
(現状と課題) 〇2024年に文部科学省が出した「OCOLOプラン」は、学校と民間との連携や学校以外の場の重要性がうたわれています。また教育機会確保法でもフリースクールを居場所・教育機関として位置づけています。...

2024/10/26
〇生活保護法など社会福祉制度の多くは申請主義です。これは個人からの「助けてほしいと申し出ること」が権利だからです。一方で自治体側では「申請しないから、生活保護制度について伝えなかった」ということも残念ながらあります。過去には窓口に来た希望者に対し、相談という名目で話を聞き「それは難しそうですね」「若いから働けるんじゃないの? がんばってみて」など、いわゆる「水際作戦」により生活保護の申請を断念させるやり方をとっていた自治体もありました。 〇いっぽうで生活困窮者などの利用希望者は、社会福祉制度についても生活保護の制度も知らない人がほとんどです。また、それらを知っている人(社会福祉士等)に相談することもできない状況にある場合も多いです。 (課題) 〇生活保護制度の「情報提供・周知の義務」が自治体にない。(周知は、まだ努力義務のまま)ドイツやスウェーデン、韓国では自治体に情報提供・周知の義務があり、さらに自治体内の別の窓口で受けた生活保護の利用希望を担当課に通知する義務がある国もあります。 〇「生活保護の申請」や「利用の相談窓口」が自治体以外の民間にない。これにより自治体は、申請の決定者と制度の実施者が同一であることになり、「あまり言うと利用ができないのではないか」などの利用者側の心理的な萎縮が生じています。 (提案) ①生活保護制度の情報提供・周知義務を自治体の条例等で定める必要があります。 ②自治体内の各窓口で生活保護の相談があった場合には、担当課への通報を義務化する必要があります。 ③民間の社会福祉団体や市民活動団体等の社会福祉士に、生活保護制度の「利用相談、利用促進の業務」を委託する必要があります。 ④これらの施策を自治体内で進めていくにあたって、一定数以上の社会福祉士を配置し、専門職化する必要があります。  というような質問です。やりますか? ■国政選挙が始まりましたが、月末10/30からは栃木県知事選、宇都宮市長選がはじまります。そこで、私たち栃木県内の市民活動団体等の有志による公開質問状(15問)を公表し、候補者全員に「はい」「いいえ」「どちらでもない(考え)」を回答してもらうという取り組みを始めました。 サイト>https://koukaishitsumon.net/ ●読むだけでも面白いです。見てください。回答は10/30に公表します(到着次第・順次) ●拡散希望!!

2024/10/25
日本の貧困率は15.45%(2021)、計算では栃木県内の貧困線以下の人は29万人です。生活保護は1万9638人(2022栃木県)。つまり27万の低所得者にはなんの支援もないのです。  物価高で困窮している人が急増してます。低年金の高齢者や障碍者、非正規雇用のワーキングプアの人たちに現金給付か現物給付を自治体独自にしませんか?...

2024/10/24
⑥はすでに公約にしている候補者もいますね。注目は⑦です。国は「みどりの食料システム戦略」を掲げ、有機農業を推進する市町村(オーガニックビレッジ)に交付金を出していますが、このような制度を活用し、有機農産物を利用した学校給食(オーガニック給食)を推進しますか?...

2024/09/24
 宇都宮の済生会病院で行われた外国人無料医療相談会にボランティアとして参加した。検診がスムーズに行われるようにサポートするのかな?と思っていたが、実際に任されたのはなんと「通訳」。英語しばらく話していないし、1か月の留学経験で「本当に大丈夫⁉」と…。実際に話してみると案外話せた。自分でも力になれると実感した。しかし、簡単な単語やフレーズが出てこなかったり、上手く通じないことがあったりで悔しかった。 在留資格ない⇒「働くことができないので、食べることができない」  このボランティアを通じて在留資格のない日本に住む外国人の現状を目の当たりにした。私が担当したナイジェリア人の男性は「働くことができないので、食べることができない」と嘆いていた。健康診断に来たにも関わらず、彼の主張はとにかく「おなかが減っているんだ!」ということであった。そして、彼にたくさんの未払いの水道代・ガス代・電気代の請求書を見せられてとても驚いた。今回検診に訪れていたのは、主にアフリカ系の、仮放免であったり、在留資格がなかったりする人がほとんどであった。無料医療相談会では、健康診断だけでなく、生活相談をして家賃を肩代わりする、無料で食料やおもちゃを配布する取り組みも行われた。 「受け入れ簡単、いらなきゃポイ」の外国人労働者  済生会病院の荻津さんによると「日本は、労働力を使い捨てだと思っている」と語っていた。日本では外国人労働者を受け入れることは簡単であるが、いらないと思ったらすぐに解雇する現状にあるという。「今後、日本に労働力として来る人は少なくなる。もうすでに日本の現状に気づき、オーストラリアなど他の国を選択肢として見ている人もいる。このままでは日本の未来はない」という。在留資格もなく、母国に帰ることも不可能な「日本にいてもいいけど、野垂れ死ぬのも勝手だよ」という日本の考え方は残酷である。また、一緒に医療相談会に取材をした内田さんによると、「外国人の技能実習生は介護分野でも来ていて、日本語能力のほかに介護福祉士の試験に4年以内に合格しないと帰国」と言っていた。 日本は、現状を隠している  先ほど出会った在留資格のない外国人や、荻津さん内田さんの話を聞いて、「日本はこの現状を隠しているのだな」と感じた。無料医療相談会のような機会がないと、普段生活しているだけでは全く見えない。正直、このような人々に対して「どうでもいい」と思っているようにしか感じられなかった。もしこれで、万引き・窃盗など犯罪が発生したら、これは難民申請も認めない国の責任でもあるのではないか。  私は、今回自分にもできる支援があり、在留資格・仮放免・難民申請等について、このような現状があることを知らせる必要があると思った。個人的にはもっと深い支援ができるようになりたいし、今後も忘れないようにしたい。(根本/学生) ※EPA介護福祉士候補生:インドネシア、フィリピン、ベトナムの3カ国からの外国人が対象で、日本の介護福祉士資格取得を目指して介護施設で働く。看護系学校の卒業生か母国で介護士の資格を持っていることが要件で、日本語能力はベトナムがN3、フィリピンとインドネシアがN5。介護福祉士試験に4年以内に合格すれば永続的に働けるが、不合格の場合は帰国しなければならない。

2023/11/28
12/23 「インクルーシブ・ダンス ワークショップ」が栃木県総合文化センター・3F演劇練習室であります。年齢・国籍・障害の有無、ダンス経験の有無にかかわらず誰でもできるダンスです。 ・大村恵さん(インクルーシブダンスぱれっと)・12/23・10-11時、参加費1500円(中学以下500円)...

2022/11/25
10/4(火)のみんながけっぷちラジオは、NPO法人KHJとちぎベリー会から斎藤三枝子さん。斎藤さんはご自身の経験からこの不登校、引きこもりの家族支援の活動をされるようになり、20年以上活躍されている。 〇「引きこもり支援の形は百人百様!?」...

2022/11/25
5/24(火)のみんながけっぷちラジオは、あしなが学生募金事務局の山本有衣子さん(宇大4年生)。栃木ブロックのマネージャーとして、大学に通いながら、街頭募金の再開や、コロナ禍における募金活動を日々模索している。 〇「今度は自分が恩返しをする番」と活動に参加...

2022/06/13
2/15(火)のみんながけっぷちラジオは、ボーイスカウト宇都宮第一団の副団長を務めている戸部康彦さんでした。戸部さんは小学生の頃からこの宇都宮第一団。大学生で一度離れたものの、社会人になりお子さんの宇都宮第一団加入をきっかけに、また戻ってきたそうだ。なんとこの団体は70年もの歴史がある、宇都宮市内では最も古いボーイスカウト(以下BS)の団体という。 〇学校では教わらない、失敗から学ぶ力。 みなさんはBSを知っていますか? 私は、名前は聞いたことあるけど詳しくは知らず、赤い羽根募金の活動をしている…?程度の認識でした。「BSは自分のための活動であり、様々な経験をして体で覚えていく所。よく勘違いされますがボランティアではないんですよ。」と戸部さん。たとえば駅の構内で困っている人を見かけたとき。すぐに「大丈夫ですか」と声をかけることのできる人間になってほしい。そのためには「大勢の前でも声を挙あげる能力」を身に着けることが目標なのだ、という。そんなBSでは、「手を出すな、口を出すな、ただし目を離すな」という理念のもと、子どもたちと接している。最近の親や学校の先生はすぐになんでもやってあげてしまって、子どもたちの挑戦の機会が失われている。人は失敗から学び、繰り返していくことで本当の実力が身についていく。そのために宇都宮第一団では、キャンプを通して子どもたちの成長を促すのだ。 〇スーパーマンだって、一人ではなにもできない! 年間を通してBS活動の大きな目標となるのは、夏キャンプ。班ごとに分かれてリボンを争う 「隊班競点」というグループ対抗戦だ。BSでは、テント張りから炊飯、後片付けなど全て自 分たちで行い、その早さや正確性を競う。戸部さんが隊員の頃には、炊飯が時間内に間に合わず、生のカップラーメンをかじる夜もあったという。そんな団体行動にでは、「一人が優秀でスーパーマンのような人でも、うまくいかない。「上級生である自分の技術を班員(下級生たち)に伝えて、自分の分身を作ることが大切。どうすれば周りがついてくるか、どうすれば覚えてくれるかを考えて行動するようになる。これが結果的に自分のためになっている。成長につながってくる。」という。 「自分が生まれたときよりも、良い社会を残す」ことを信念に活動を行うBS宇都宮第一団。宇都宮にも多くのOB・OGが社会で活躍している。今日では希薄となった縦や横の人とのつながりを強く感じた。(中島)

2022/04/13
 12月21日のがっけぷちラジオVレンジャー会では、NPO法人「そらいろコアラ」共同代表の鳥飼蓬子さんと、そらいろコアラを共同で双子・三つ子家庭のニーズ調査を行っている多胎サークル「さくらんぼ小山会」から南部裕子さんに助けっとさんとしてお話を伺いました。 ○はじめての益子焼陶芸体験...

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