2月27日から3月3日に行った第11陣の活動報告です。毎日活動報告してくださり、事務局としてはとても助かりました。
●活動の変化=災害ゴミの片付け、戸別訪問も
1月中は各避難所で継続的に足湯を続けていましたが、今回の陣では最終日にのみ足湯を実施するなど、ボランティア活動の変化が起こってきています。だんだんと災害ごみの片付けや、被災地域への戸別訪問でのニーズの聞き取りなどの作業が増えてきています。
●「屋根屋は1軒だけ。ブルーシートのまま1年待ち」
雨の中でも、カッパを着て調査用紙をびしょびしょにしながら、一軒一軒困り事を聞いて回ることもあったそうです。こうした戸別訪問の中で、まだまだ情報が行き渡っておらず、仮設住宅、罹災証明、炊き出し等の認知度にもかなりのムラがあることがわかっています。
現地の方々の声を聞くと、半壊に近い大きな被害に会いながら、「自分の地域はまだ被害が小さかった」「もっと被害の大きかった地区の人達に支援が行く」など、自力で再建に動き出す住民の方々が多かったそうです。地域に屋根の修理を依頼できる業者も一軒しかなく、ブルーシートからの進んだ修繕にはすでに一年待ちの状態だそうです。
●「足湯10回目の人に教えてもらった」、
足湯ボランティアは、私たち栃木チームや名古屋のレスキューストックヤードが連携して長く活動を続けてきたので10回目の"常連さん"もいて、慣れない私たちにやさしく「最初は手から揉むんだよ」など声をかけて教えてもらいました。ボランティアする前には「何ができるのか」と不安でしたが「お話相手になることでもいいんだよ」とおっしゃってくれて安心して活動できました。
●「なんで長生きしちゃったのか」
話を聞く中で「正月のめでたい日に起きた震災で、正月前も周囲の友人たちがだんだんと亡くなる方も増えていて、気が沈んでいた辛い中だった。さらにこんな震災が起きて、なんで長生きしちゃったのかな、辛いです」とつぶやいた方がいたことが心に残っている。
また、「住宅の全壊、半壊の判定に納得できない」という方もいらっしゃって、心が落ち着かなかったというボランティアもいました。
●感想「志、持った人ばかり」
ボランティア参加者同士は宿舎や活動の中で本当に和気あいあいとすごすことができたことも印象的だった。皆さん現地のために何かしたい、何ができるのかと志をもって活動している方ばかりだった。すてきな人の中で活動できて感じる部分があった。現地にいかないとわからないことがたくさんあって、ぜひいろんな人に現地の様子を見てもらいたいと感じました。
4人⇒7人まで受入拡大! 是非参加を