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日本の貧困率は15.６％。

さらに、ひとり親世帯のうちの半分が貧困状態(50.8％)。また、子どもたちの7人に1人が貧困状態(13.9％)です。その割合は、長期的に見ると増加傾向にあります。

相対的貧困の家庭では、虐待が発生する率が高いという調査結果があります。

学習塾に通えない、またそもそも学習に対する理解が低いといった理由から、学力の格差が大きくなります。

虐待や、学習が不足する中で育った子どもたちは、将来また貧困家庭となる可能性が高いと言われています。

一方、国内で、本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品632万トン/年もあります。

（ちなみに国内の米の生産量は782万トン：2017）

日本人1人当たりに換算すると、毎日お茶碗約1杯分（約136g）のご飯の量になります。

多くの人が貧困にあえいでいる一方で、多くの食品が廃棄され、必要な人に届かない現状があります。

私たちは、企業・行政・NPO等の様々な主体と連携し、以下のような活動を推進することで、栃木県における貧困や、さまざまな社会問題を解決します。

フードバンク活動・子ども食堂

　日本では毎年600万トン以上もの食べ物が、まだ安全に食べられるにも関わらず廃棄されています（食品ロス）。フードバンクは、そうした食べ物を生活困窮世帯などに運び、有効に使ってもらう運動です。県北では子ども食堂も運営しています（フードバンク県北、日光、那須烏山、もおか）

生活困窮者の総合相談支援

　フードバンクに入ったSOSへの対応とその後の生活支援、さらに若者支援や社会福祉協議会の困窮者自立支援事業からの依頼などに対応し、同行支援等で困窮世帯や母子家庭、孤立などの支援を行っています。社会福祉士事務所を開設しています。（宇都宮、県北）

地域のSDGsと

人・モノ・志金の循環

　市民・企業・団体が地域課題を解決していけるインフラとして「とちぎコミュニティ基金」が助成金を提供しています。また、地域の課題をみんなで解決するため「人・モノ・お金」の域内循環を図ります。

　現在はSDGｓ＝地域の持続可能性をテーマに「子どもの貧困」「農業と食料自給」「生活困窮」「外国ルーツの人」など多様な人・主体が協働するコレクティブインパクトをめざします。 （宇都宮）

災害救援、

復興支援

　災害が発生すると救援活動を行います。これまでに40回、1万5000人のボランティアと共に活動しました。またコーディネーターの派遣や活動資金の支援（寄付）も行い、災害ボランティアセンターの設置と運営、避難所運営、復興プログラムの企画実施も行います。平常時は防災講座や避難訓練なども実施しています。（宇都宮）

ラジオ

「みんなかけっぷちラジオ」を毎週火曜、19時から放送しています。宮ラジ　77.3FM。コミュニティFMなので聞こえない人はアプリでどうぞ。学生パーソナリティ４人が取材・広報しています。 （宇都宮）

広報誌・通信

　隔月刊で『とちぎコミＳＤＧｓ通信』を26年間発行しています。栃木県内のSDGｓととちぎコミュニティ基金の動き、NPO、企業、市民の活動も盛りだくさん。会員になると送られます。「フードバンク通信」も発刊します。 （宇都宮、県北）