道路わきに、静かに普通に斜めに崩れた家。「我慢してるんだなぁ」

 もっともっと人の手があればなぁ

 

 被害のあった地域に入ると 特に静かに感じた。道路脇に、静かに普通に斜めに崩れた家と、流れてきた 大木や残骸。これを毎日、目にしながら不便な生活を余儀なくされた人。そんな中でも暮らす人やお店の人の笑顔や穏やかさに、心の強さを感じた。

「もっともっと 人の手があればなあ。

 もっともっと 近くの人が行ってあげられればなあ。

 もっと早く元気に笑顔を増やせると思うのになあ、、、」と思いながら就寝。

 

「ほぼつぶれた家の屋根だった辺り」に上り

貴重品救出

 

 あさイチで現場近くの「ボランティア拠点」で朝礼。その日どこに何人向かい、何をするかが知らされているので、装備の準備ができます。 情報は大事です。

 壊れた家からの物品を探すために、「 ほぼ潰れた家の屋根だった辺り」に上り、釘の出た柱や、ずぶ濡れの畳、割れた瓦を取り除く人と、泥や残骸をスコップで掬っては 一輪車で運ぶ人に分かれ、 エンドレスの作業。雨だったら危険でできなかった 作業だと思いました。人数も必要です。

 午後は旅館に流れ込んだ泥の泥の除去作業。電気も水道も止まっているため、ポータブル電源で明かりを確保しての作業で、ひたすらスコップで水分を含む泥を入口付近に運び出していきます。人手がなければ話にならない 「10人ぐらい必要」の意味がよく分かりました。

  次の日の足湯ボランティア。 仮設住宅の敷地内にある集会場でカセットコンロでお湯を沸かし、足湯バケツに入ってもらいながらゆっくりとお話を伺う。仮設住宅での足湯は女性しかきませんでした。男性限定の「そば・うどん打ち教室」などがあったら楽しいのではと思いました。

 

慣れないオール電化、「我慢してるんだな」

 

 仮設はオール電化らしいのですが「前日、停電になった」と心配されていました。火事になったら周りに迷惑をかけるのでガスは使えないし・・・と、「一生懸命やってくれているので電力会社に電話するのも遠慮した」とのこと。「我慢してるんだな」と思いました。

   栃木から応援に行くのであれば、大学や高校の掲示板を利用させてもらい、 ボランティアを募るのはどうでしょう。(相場久美)

※写真:側溝の下は全部泥

※ボラサポの助成で実施

 

能登ボラ、ほぼ毎週末ボ集>>>こちら