高校生④「復興にこんなに時間がかかると思いませんでした」

 11月8日から11月10日の3日間、能登半島ボランティアに参加しました。やったことは海楽荘という旅館の掃除や、ビニールハウスの骨組みの組み立て、現地の人にマッサージをしながら話を聞いたり、足湯の用意などをでした。

 

まだまだ復興に時間と人手が必要

 

 ボランティアに参加して思ったことは、まだまだ復興に時間や人手が必要だということです。海楽荘では一日中泥かきを行いましたが、男手約10人で行ってもトイレの泥出しさえ終わりませんでした。また移動などで崩れた家をみましたが、まだまだ立て直しや、取り壊しなどがされてない建物が大半でした。そして、足湯を行った際に現地の人と話す機会がありました。

 

「たくさんの人がボランティアに参加するべきだ」

 

「水汲みが大変で肩がとても凝っている。ボランティアの皆さんと話したり肩をほぐしてもらったりすると疲れが取れる」と言う人がたくさんいて、ボランティアとして現地の人たちに元気を与えることはとても大事なことだと実感しました。災害ボランティアは初めてでしたが、復興にこんなに時間がかかると思いませんでした。みんながもっと自分事だと思い、たくさんの人がボランティアに参加するべきだと思いました。

 現時点での能登半島は前に述べたように復興にまだまだ時間がかかる状態で、人手も足りません。なのでボランティアのことを多くの人に知ってもらい、呼びかけていき、数を増していくと、いち早く復興に向かうと思います。

 まずは、能登ボラに行った人は身近な知り合いに経験を伝えて、ボランティアを増やすことが必要です。(増子結生/星の杜高校2年)