シフォンケーキ工房「あとれお」~佐藤恵子さんの思いが詰まったふわふわケーキ~

65歳からの新しい挑戦!

趣味から始まったシフォンケーキ作り

 大田原市にあるシフォンケーキ工房「あとれお」は、佐藤恵子さんが趣味のケーキ作りをきっかけに、65歳でオープンした小さな工房です。

退職後、趣味で焼いていたケーキを家族や友人に配っていたところ、そのおいしさが評判を呼び「販売してほしい」との声が多数寄せられたことが開業のきっかけです。

「あとれお」という店名には、佐藤さんの家族同然の愛犬「アトム」と「レオ」への感謝が込められています。

 

 

地元産と季節の食材にこだわるシフォンケーキ

 「あとれお」では、地元で採れた卵や果物を使った健康的なシフォンケーキを提供しています。保存料を使わず、ほどよい甘さとふわふわの食感が特徴で、子供から大人まで安心して楽しめるケーキ作りにこだわりがあります。

毎月のフレーバーは、焼き芋、柚子、ダージリンとリンゴなど、季節の食材をふんだんに使用。焼きたてはもちろん、時間が経ってもしっとりとした食感が続く特別な焼き方で作られているため、遠方からのリピーターも多いそうです。

 

しっとり感を保つ特別な製法、温度と湿度に合わせた焼き方

 「シフォンケーキは焼き方ひとつで仕上がりが全く変わります。」

温度や湿度、卵の状態に応じて水分や焼き加減を調整し、独自の製法で水分を閉じ込めたしっとりとした生地を実現しています。

少しでもパサつかないよう試行錯誤し、失敗を恐れず作り続けてきた結果、今のしっとりとしたケーキが完成したそうです。

 

マルシェや通販での販売も、遠方からのお取り寄せも可能に

 「あとれお」のケーキは、地元のマルシェやオンラインで販売されており、関東からも多くの注文が届きます。また、フレーバーのリクエストにも柔軟に応えており、近々「トウモロコシのシフォン」なども試作予定だそうです。

予約を受けてから作るため数量は限られていますが、その分丁寧に焼き上げられたケーキを提供しています。

 

「言葉の力」を信じ、夢を実現する佐藤さんの人生哲学

 「言葉には力があると思います。自分の夢や目標を口に出すことで、思いが形になっていくんです」と佐藤さん。開業に至ったのも、友人に夢を話していたことで助けの手が差し伸べられたのがきっかけでした。

シフォンケーキを作りながら周囲の人々とのつながりを育み、自分の夢を形にしていく姿には、年齢にとらわれない前向きなエネルギーが感じられます。

 

ケーキ作りを通して人生を楽しむ、佐藤さんの想い

 「楽しむことが何より大事」と語る佐藤さんにとって、ケーキ作りは周囲の人々と喜びを分かち合う手段です。「あとれお」のシフォンケーキには、楽しい人生を形にした思いが詰まっており、ひとつひとつが愛情と工夫にあふれた一品です。

 

シフォンケーキ工房あとれおについて、詳しくは知りたい方はYouTubeをご覧ください!

https://www.youtube.com/live/w_cEqMZTUNg?si=RSIlKPE9PSwakA3J

編集後記

 65歳を超えてからの新しい挑戦にもかかわらず、その前向きな姿勢や「楽しむことを大切に」というお話が印象的でケーキ作りに対する情熱を強く感じました。

自分の想いを口に出すことで、少しずつ夢が形になり、やがて多くの人とのつながりが生まれる「あとれお」の工房は、とっても癒しや喜びを感じられる空間になっているのでしょう。

 

 これからも、シフォンケーキ工房「あとれお」がたくさんの人に愛され、佐藤さんが新しい挑戦を続けていかれることを楽しみにしています。(ボランティアのしょうちゃん)