YouTubeチャンネル「とちぎフレッシュLIVE」にて、トーキョーコーヒー 久松しのぶさんにインタビュー!
日頃の活動や、団体の成り立ち、登校拒否(不登校)に対する取り組みについて深く掘り下げた話が展開され、視聴者も参加できる楽しい生配信となりました。
トーキョーコーヒーとは?
「トーキョーコーヒー」という名前を聞くと、多くの人はカフェやコーヒーショップを想像するかもしれませんが、この名前には別の意味が隠されています。実は「登校拒否(不登校)」をアナグラムで並べ替えたものがトーキョーコーヒーの由来です。この団体は、2022年に奈良県でクラウドファンディングによってスタートし、現在は全国に約400の拠点を展開しています。不登校の子どもたちやその家族が安心して集まり、交流できる場を提供することが始まりでしたが、今では大人たちの活動の場としても成長しています。
登校拒否という現実
久松さんは自身の子どもが不登校になった経験から、トーキョーコーヒーに強く共感し、その活動に加わりました。インタビューの中で、不登校の子どもたちが抱える様々な悩みと、その親たちの苦悩について語りました。不登校の理由は子どもによって様々ですが、多くの場合、学校の環境や人間関係が原因であることが多いと言います。親にとっても、子どもが学校に行けなくなることは大きな衝撃であり、その先の不安は尽きないものです。
しかし、久松さんは「今を大切にすることが大事」と強調します。将来のことばかりを心配して焦るのではなく、今子どもが安心できる環境を作ることが、最も重要だと考えています。トーキョーコーヒーの活動も、その理念に基づいており、大人が楽しんで活動することで、子どもたちがその安心感を感じ取れる場を提供しているのです。
畑作業を通じた癒しとつながり
トーキョーコーヒーの活動の一環で、栃木県大田原市で畑作業を中心に活動しています。 畑での作業は、自然と触れ合いながら心を落ち着かせると同時に、人々が自然の中で共に作業をすることで、強い絆が生まれます。キャベツやレタスといった野菜を育てながら、参加者が自然の中でリフレッシュし、元気を取り戻していく様子を喜んでいました。
畑作業を通じて、ただ野菜を育てるだけでなく、参加者同士が話し合い、悩みを共有し、共感し合う時間が作られています。このような活動は、久松さん自身にとっても癒しの時間であり、コミュニティとのつながりを深める場となっているのです。
登校拒否を超えて広がる活動の場
トーキョーコーヒーは当初、不登校の子どもたちの居場所を作ることが目的でしたが、現在はその枠を超え、大人も含めた幅広い層の人々が集う場所として進化しています。大人たちが楽しんで活動する姿を見て、子どもたちがその場所で安心し、自分を表現できるようになることが、トーキョーコーヒーの大きな強みです。各拠点では、農業以外にもアートや料理、イベント企画など、参加者それぞれがやりたいことを自由に展開できるのが特徴です。
今後の展望
久松さんは、今後も畑作業を中心とした活動を続けるとともに、福祉や障がいを持つ人々とのコラボレーションを視野に入れています。「困っている人たちが集まって元気になれる場所を作りたい」と語り、多様な人々が集い共に成長できる場を提供することを目指しています。
このような活動を通じて、トーキョーコーヒーは地域社会にとって大切な居場所となり、様々な人々の支えとなっています。
リンクはこちら⇨
https://www.youtube.com/live/Wh2F31F8Vbs?si=VFElFertVLH_aa0g
インタビュー編集後記
今回のインタビューでは、久松しのぶさんの活動とトーキョーコーヒーの魅力が伝わってきました。不登校の子どもや大人が安心して集える場所として、自由な活動を展開しているトーキョーコーヒーは、多くの人にとって大切な居場所です。久松さんの畑作業を通じた癒しとつながりは、これからも多くの人に元気を与えてくれるでしょう。(しょうちゃん)