地域に根ざした105年の歴史 〜Delightサロン中村の未来と今〜

 今回は、大田原市で105年の歴史を誇る「Delightサロン中村」の4代目中村龍徳さんにお話を伺いました。

理容室と美容室を家族で営むこのサロンは、地域の皆様に長年愛されてきました。中村さんはその伝統を引き継ぎ、次世代へと繋げる役割を担っています。

サロンの歴史と家族経営の魅力

 Delightサロン中村は、中村さんの曾祖父が創業し、現在は中村さんが4代目として運営しています。家族全員でサロンを支え合いながら経営していることが、このサロンの大きな特徴です。中村さん自身、家族で一緒に働き、食事を共にする生活環境が理容師を志すきっかけになったと語っています。

理容師と美容師の違い

 中村さんは理容師として、主に男性のお客様のカットやシェービングを担当していますが、美容師も同じ店舗にあります。理容師と美容師の違いについても詳しく話していただきました。理容師は男性の顔剃りができる一方で、美容師はまつげエクステやパーマなど、より細かい美容施術を行うことができるとのことです。

理容師を目指したきっかけ

 中村さんは、高校生の頃に自身の髪質にコンプレックスがあり、ストレートパーマをかけてもらったことがきっかけとなり、理容の技術に興味を持ちました。それ以降、家族の背中を見ながら理容師としての道を歩み始め、現在ではお客様一人ひとりに寄り添ったスタイリングを提供しています。

自宅でできるヘアセットの基本テクニック

インタビューの後半では、自宅でできる簡単なヘアセットのテクニックも紹介していただきました。ポイントは以下の通りです:

  1. 髪を濡らしてから乾かす:乾いたままスタイリング剤をつけるのではなく、髪を軽く濡らし、ドライヤーで乾かしながら形を作ることが重要です。乾く瞬間に形が決まるので、この工程を丁寧に行うだけで、スタイリングが格段にしやすくなります。

  2. ドライヤーの使い方:ドライヤーは強風ではなく、弱風でじっくりと髪を乾かしながら、形を整えることがコツです。特に髪の根元に熱を与えて持ち上げることで、ボリュームが出ます。

  3. スタイリング剤の使い方:スタイリング剤は指の間までしっかりと伸ばし、髪全体に均等に行き渡るようにつけます。この手法で、自然な流れを作りながらしっかりとした形をキープできます。

サロンの未来とお客様への感謝

 最後に、中村さんはお客様への感謝を述べ、これからも「Delight=喜び」を届け続けたいと語ってくれました。常連のお客様とは、言葉を交わさずとも好みのスタイルを理解し、満足していただけるような関係を築いていきたいという思いが強く伝わりました。

 105年続くサロンの伝統と、これからの未来を見据えた中村さんの姿勢は、多くの方々にとって信頼と安心感を与えるものだと感じました。


YouTubeでインタビュー動画も公開していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください!リンクはこちら⇨ https://www.youtube.com/live/szK4ad8tjZQ?si=wzTwdyt4eiaZprmf

インタビュー編集後記

 今回のインタビューでは、お客様とのコミュニケーションの重要性や、さりげない気遣いがどれほど大切かという話がとても印象に残りました。技術だけではなくお客様との信頼関係が、良いスタイリングに繋がることを改めて感じます。

 中村さんの仕事に対する姿勢や、お客様への思いやりがサロンの長い歴史を支えていることがよくわかり、これからも多くの方に愛され続ける理由が伝わってきました。

 105年の伝統と、時代に合わせた進化を続けるDelightサロン中村がこれからもさらに多くの「Delight=喜び」を地域の皆さんに届けてくれることでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。(しょうちゃん)