誘われて初ボランティア
私は人生で初めてボランティアに参加しました。勇気が出ない・どこのボランティア団体に参加すればいいのかわからないことから、ボランティアをしてみたいという思いはありつつも、ボランティアに参加できていませんでした。しかし、今回は友人が「とちぎボランティアネットワーク」の能登地震ボランティアに行くと大学の先生からを聞き、私も一緒に参加することにしました。今回の能登地震のボランティアに参加して心から良かったと思っていますし、機会があればまた参加したいです。
「知ってる土地・人と暮らしたい」から
1日目は移動で本番は、2日目と3日目の午前に足湯のボランティアしました。他に7人はビニールハウスの解体ボランティアで別行動してました。
仮設住宅併設の集会所を借りて足湯をしながらマッサージ、蓄音機を設置してリラックスできる環境を作りました。仮設住宅を一軒一軒回って、宣伝した結果、10人以上の方に来ていただくことができました。手をマッサージをして肌に触れながら話すことで緊張がほぐれ、話しやすく感じました。印象的だったのは住民の皆さんが能登を愛しているということです。話を聞く中で「地震で家が全壊してしまって家に帰りたくても帰れない」「仮設住宅が狭い」などの不満があっても、金沢に移住せず仮設住宅で生活をしているのは「知っている土地・人と一緒に居たい」と思っているから。私はこの話を聞いて、少しでも早く能登を復興させたいと思いました。
能登が忘れられてきている。まだまだなのに
3日目は前日とは別の仮設住宅の集会所。足湯と地元の歯医者さんの歯科検診・口腔ケアを行いました。印象的だったのは「能登のボランティアが減ってきている」「能登が忘れられてきている」という言葉を住民の方から聞いたことです。
災害当時の状況と比べると良くなってきているのかもしれませんが、バスの中から見た能登の状況は、まだまだ助けが必要な状況と感じました。さらに先日「石川県が自衛隊に『撤収要請』を行った」というニュースを見ました。このような情報が能登の状況を知らない人に対して「能登は助けが必要ない」という印象を与えて、ボランティアの参加の減少や能登を忘れていくことにつながっていくと感じました。だから、私たちができることはボランティア活動を続けていくこと、見たこと感じたことを多くの人に伝えることだと思いました。
活動はあっという間に終わりましたが、得たことはたくさんあり、忘れられない経験でした。少しでも興味があると感じたら、まずは1回参加してほしいなと思います!(捺美/学生)