万燈会の復活。今年は2200灯。来年は全国から奥能登へ!

 

 皆さん、こんにちは。「とちぎVネット」として、8月15日に輪島市町野町金蔵の正願寺で開催された「金蔵万燈会」(かなくらまんとうえ)の報告をさせていただきます。今年は16回ぶりの復活となり、私たち「とちぎVネット」のメンバーもこの特別な行事に参加し、貢献させていただきました。

 

2,200本の蝋燭が灯す祖霊への祈り

 

 金蔵万燈会は祖霊を供養し故人の魂を慰める伝統的な行事です。過去には金蔵地区の5カ寺において、最大で3万燈が灯される大規模な催しとして行われていました。地域全体が蝋燭の光に包まれ、その幻想的な風景は参加者に深い感動を与えてきました。今回の万燈会では約2,200本の蝋燭が灯され、その灯りは夜空に「復興🙏願い」という絵文字を描き出しました。この美しい光景は、地域住民とボランティアが一丸となって作り上げた結果であり、参加者全員の心に深く刻まれました。

 ドローンによる空撮映像はまさにこの行事のハイライトとなり、地域の皆さんにとっても私たち「とちぎVネット」のメンバーにとっても忘れられない瞬間となりました。

 

地域の人と瓶洗い1000個!「連帯感。苦労が一瞬で消えた」感じ

 

 今回の万燈会では、「とちぎVネット」から9人のメンバーが瓶洗いや蝋燭詰めの作業に参加し、また4人が前日・当日の蝋燭の並べ作業を担当しました。全員が心を込めて作業に取り組み、地域の方々と協力しながら、無事に行事を成功させることができました。ボランティア活動を通じて、私たちは地域住民の皆さんと連帯感を深め、またこの行事の意義を改めて感じることができました。特に、蝋燭が灯された瞬間は、これまでの準備の苦労が一瞬で報われるような感動がありました。

 

災害ボラは重要。「心のケア・地域の再生」もやる。

 

 今回の金蔵万燈会での活動を通じて、改めて感じたのは、災害ボランティアの重要性です。ボランティアは、単なる物理的な支援だけでなく、地域社会の再生や心のケアにも貢献します。しかし、その活動は自動的に集まるものではなく、私たち一人一人の積極的な参加が求められます。

「とちぎVネット」では、今後も地域社会に貢献するために、さまざまな活動に取り組んでいきます。次回の金蔵万燈会にも、ぜひ多くの方々に参加していただき、一緒に地域を支える力を集結させましょう。

 

来年も、再来年も、全国からやろう!

 

 金蔵万燈会の復活は、多くの方々の協力と努力の賜物です。今後もこの伝統行事が続き、多くの人々に感動と希望を与え続けることを願っています。次回の万燈会には、さらに多くの皆さんのご参加をお待ちしております。 

 この報告が、次回の活動への関心を高め、参加者の増加につながることを願っています。(豊島・宝達志水町)

 

お寺に浮かぶ「復興」の灯 ろうそく2200本、ボランティアと [能登半島地震] [石川県]:朝日新聞デジタル