自然の中で思い切り楽しむ。「大切なことは自然が教えてくれる」
ゲストは那須高原自然学校の真山高士さんだ。那須を中心とした豊かな自然をフィールドにして、自然体験活動や環境教育を行っている。真山さんは、「自然が教室、自然が教科書、自然が先生」という言葉をモットーにして活動を行っているという。自然の中で、自然を題材に、自然が教えてくれる。これをプログラムの中で子どもたちに伝えることで、自然の中ではぐくまれる生きる力や、みんなで協力して乗り越える思いやりの心をはぐくむことを大切にしたプログラムを行っているという。具体的には、子どもを対象とした日帰りのキャンプ、山登り、川遊び、スキーキャンプなどを行っている。子供だけでなく、自然の川で体を冷やすサウナなど、大人が自然を満喫することができるプログラムも行っている。
那須の自然を知りたいなら、那須高原ビジターセンターへ
真山さんは、那須高原自然学校以外で「那須高原ビジターセンター」の運営も行っている。那須高原ビジターセンターは、環境省の施設である。「今の時期おすすめの植物は何だろう」「那須岳に登りたいのだけどどうしたらいいんだろう」そんな疑問がある人は、那須高原ビジターセンターに行ってみてほしい。
廃業したスキー場で、冬らしさを感じる遊び！
さて、今回のプログラムは廃業したスキー場を利用した遊びである。１２月上旬で今年が暖冬ということもあり、雪はないと思っていたが、すでに雪が数センチから十数センチほどではあるが降り積もっていた！廃業したスキー場なので、リフトは動いていない。雪がある状態の急斜面を登る経験はなかなかない。参加者みんなでグリコ（じゃんけんをしてグーは３歩、チョキは６歩、パーは６歩進み、早くゴールした人が勝ち）をして遊びながら斜面を登ったのがとても楽しかった。その中で感じた足の冷たさが冬らしいなと思わせた。スキー場でのそり滑りは、地面が近く、地面に凸凹がたくさんあるためとてもスリルがあって面白かった。また、雪には動物たちの足跡があって、スキー場が廃業したことで、新たな自然が生まれているのだなと感じた。
最後に自分で手作りした凧をあげた。スキー場では、山から強い風が吹きおろしてくる。自分が走ったりしなくても、自然と空高く舞う凧みて、その風の強さを実感した。寒いけれど、このように風で遊んでみると面白いと感じられた。（えのき）
