「問題は風呂」。よりそうボランティアが少ない。能登ボラ活動報告

第二陣活動報告会(1/26から2/1まで)

 2月5日は第二陣の活動報告でした。次に行くボランテイアも参加しリアルとZOOMで20人ぐらいでした。 現地での「活動の一日」は避難所の様子、自分たちの生活の様子、復興の様子が伝えられました。その後、今後派遣予定のボランテイアから質問。洗濯ができるか、若い人でも役に立てるかなど、活発でした。Zoom参加者中には、栃木県外からの参加も多くあり、参加するボランテイアも老若男女様々な方が集まってきている。

 いろいろな避難所に行って「足湯ボランティア」をしてくると、色々話してくれます。

 「問題は風呂」とのこと。自衛隊の風呂から離れた避難所では「その場に30分かけて行き、1時間並んで、15分で着替えまで終わる」ように伝えられるとのこと。だから、なかなか足が向かず、一か月近くたった今でも「一度も入浴できていない」という人が大勢いることもわかってきました。「高齢の避難者は厚着しているので、脱ぐだけで時間がかかってしまう」など、入浴の課題が見えてきました。足湯を受けた人は「こんなに良いものなのか」とびっくりされたり「また来てください」と声をかけてもらった。なかには「泣いて喜んでくれる方もいて、ボランティアに参加して本当に良かった」と報告していました。

 過去の災害で被災家屋の片付けなどに携わったことのあるボランティアの渡邊さんは「これまでにない充実感があった」といい、被災者の方との直接のコミュニケーションの中で、こちらが元気をもらう感覚があったそうです。

 現地の(自主)避難所の様子は、とても1か月たったとは思えないほど。「震災直後の様子と変化がない。未だに冷たい床に布団一枚を敷いて過ごしている方が多い。少ない段ボールベットを組内で少しづつ分け合って使用される」などの報告もあり、生活環境をよくする改善の工夫がなかったり、そのために段ボールベッドなどの物資が行き届いていない所がまだまだあることが見えてきた。 

 第二陣の様子はとちぎテレビに取材され、とちテレニュースのYouTubeで見ることができます。

 朗報●

 2/6に「ボランティア宿泊所」の電気が復旧!これまで、手元を照らすヘッドライトが必須 でしたが、今後は必要なくなるとのことです。エアコンの使用もできるか、現在確認待ちとのことでした。夜間は、安全のために灯油ストーブを消していたので、寒い中での宿泊となる場合がありましたが、こちらも対策ができてくると思います。段々と安心してボランティアできる環境が整いつつあります。現地の様子は毎週報告会で行われています。次回は2/9ですので、ぜひご参加ください。

毎週金曜日19時報告会>>>こちら