県北で社会貢献やボランティア、SDGs活動に積極的に取り組んでいる方々にしょうちゃんが聞く!今回は相談支援専門員の芝本沙南さんにインタビューをさせていただきました。
◆どんな活動をしているのですか?
NPO法人子どもの育ちを応援する会の中に、障害児相談支援事業所と指定特定相談所(大人の方のケアプラン)の2つをしています。具体的には障害福祉サービスを利用されてる方の計画(ケアプラン)をたてる仕事で相談というか、一緒に悩んだりジタバタしてますね。
「利用したいです」 → 「じゃあ相談しましょう」。どうすることもできないような相談がいくつもあります。3か月、6ヶ月ごとにモニタリング(観察・記録)をしています。
◆この仕事を始めたきっかけはなんですか?
わたしの出身は仙台なのですが、以前は広告代理店をしていました。町中を車や自転車で駆け回っていた時にたまたま介護のことを知り、仕事をやめて25歳くらいの時ですけどヘルパーの資格を取ってみたり、アメリカのアリゾナに行ってみたり…出会った人や経験が今の自分にとってのきっかけになっています。
◆子どものときはどんな子どもでしたか?
中学校のとき、支援クラスがあってそこに行くのが好きだった。話が通じないのにそのクラスの友達とよく遊んだりしていました。
◆自分はどんな性格ですか?
よく”変態”と言われています…(笑 重度障害者の子がいて、わたしも素っ裸になって一緒にお風呂に入っちゃったりして、同じ釜の飯を食うじゃないけどそんな感じです。それにわからないことがあると知りたくなるので、わからないことが好きです。
◆ボランティアに興味はありましたか?
仙台は割と都会で、こっちに来た時に農業したい!英語が話したい!って思ってて…自分がしたいことが全部揃っていたのがアジア学院でした。社会福祉法人で働きはじめたり、アジア学院でボランティアをしたり放課後等デイサービスこども館くれよんでパートとして働いたりしていました。
◆相談支援専門員になられたのはなぜですか?
くれよんで働いていたときに支援員として電話をかけていた時なのですが、「あなたは何なの?たかが支援員でここまで関わるの!?」って感じで対応されたことが悔しくて…相談員の資格を取得していくことになりました。気づけば社会福祉士・精神福祉士の資格も相談支援を行っていくうえで必要性を感じて取得していました。そして、子どもの育ちを応援する会の吉成晴香さんと協力して昨年の9月に独立をしました。
◆これからどんなことをしていきたいですか?
わたしは仕事が好きです!相談の仕事をしていて思うのは、居場所はあればいいんじゃなくて、”わたしはあなたのことを知っています”という人がいればそこが居場所になると思うんですよね。青年期に入った障害がある人もとにかくNHKのお母さんと一緒が大好き!プリキュア大好き!な人もいるんです。そういった人たちが人の反応を気にせずに思いっきり自分の好きな話をできる居場所を作ってみたいです。プリキュアのオフ会もいいなぁ。そしてわたしはみんなの「居場所ねえさん」でありたいと思っています。
インタビューは以上です。
芝本さん自身が人と関わることを大事にしている”居場所人間”なんだなと深く感じました。
たくさんの経験を生かした支援ができることは強みであり、相談支援専門員にはなるべくしてなっているんだなぁと思います。
言葉の一つ一つを大事にされているとても魅力溢れる方でした。
ありがとうございました。