7/7のみんながけっぷちラジオ、ゲストはフードバンクしもつけ 代表の小堀裕子さんと小堀日出春さんでした。今年の6月1日に設立されたばかりの“出来立てほやほや”のフードバンク(FB)! 今回のラジオでは設立の経緯や現在の活動内容、そして今後の目標について小堀さん方にお話ししていただきました。
“社会の役に立てないだろうか”
隣人愛を胸に、芽生えたFB設立
小堀さんたちがFBを知ったのは6年前。兄夫婦が那須烏山市で「フードバンク那須烏山」をやりはじめてから。那須烏山の手伝いやFBを訪れる人たちと接する中で、小堀さんの中に「自分たちも何か社会の役に立てないか」という想いが芽生えたそうです。
そこで、居住地である下野市でのFB設立を決意。日頃通っているプロテスタント教会の人たちの支援もあって、ついに今年の6月「フードバンクしもつけ」の設立に至りました。小堀さんは支援者集めやFBとしての目標設定を行う中で、キリスト教の「助け合い・支え合い」精神を常に大切にしていたそうです。この教えがあったからこそ、FB設立までの様々な苦悩や課題に対して、正面から向き合えたと小堀さんは語ります。
「もったいない」を「ありがとう」に、
FB設立から1か月半。現在、FBしもつけでは下野市社会福祉協議会や下野市内の子ども食堂などへFB食品を支援しています。食品の寄贈をする中で、小堀さんの心の中には常に「食品をくれた人への感謝の想い」があったそうです。「FBを設立するまで食品が集まるか常に不安だった」と小堀さん。しかし不安をよそに、FBしもつけには、6月1日の設立から3週間で222点も食品が集まりました。
「これからも食品を提供してくださる方々への感謝の想いを忘れることなく、食品を必要している方々への支援を続けていきたい」。小堀さんはラジオの最後に力強く言っていました。
栃木県内には、6つのFBがあります。1つ1つが食品を必要としている人のために活動しています。今回のラジオから、これらの団体や活動内容を伝えていくことが、私たち学生パーソナリティーの使命だと改めて感じました。支援の場があったとしても、そこに人が集わなければ全く意味がありません。だからこそ今後は、週1回の「みんながけっぷちラジオ」はもちろんのこと、学生パーソナリティーの公式Twitter(「学生パーソナリティー@みんながけっぷちラジオ(@Tuesdayonair)」で、県内のFBの活動にを積極的に発信します。支援を必要としている人たちに、どうすれば支援の輪に入ってもらえるのか、支援の手が届くのか、私たちなりにその答えを模索します。次回のラジオもお楽しみに!(とうま)
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フードバンクしもつけからのお知らせ
FB活動は食品提供者が必要です。個人・団体・事業者など賛同いただける方はぜひ協力ください。ご協力をお願いします。
●食品募集 : 常温保存できる食品、賞味期限が1か月以上のもの。
例:米、インスタント食品、缶詰、瓶詰、乾物、乾麺、菓子類、飲料、食用油、調味料 など
●場所 : 自治医大前キリスト教会内(自治医大駅近く)
●受付日 : 月木金、土9-17時、水日はPM 火曜定休。
●電話0285-44-7564、または小堀携帯080-3089-4998