今回(6/9)のゲストは、フードバンクあしかがの高沢さん、吉田さん、関口さんです。みなさんは自他ともに認める〝魔女〟! いったいどんな魔法を使うのでしょうか?
必要に駆られ「雪だるま式」に増えた。
「子どもの居場所 OZ」と「子ども食堂kitchen OZ」をやっていた。OZは言わずと知れた「オズの魔法使い」からとった。きっかけは、関口さんのお宅に「学童にも行ってなくて、学校から帰ると一人になる子」がたくさん集まるようになったこと。関口さんは「子どもの居場所がないのでは」と思った。しばらくすると、市から「食べ物はないですか?」と聞かれた。「困っている人がたくさんいるのでは」と考え、高沢さん、吉田さんの3人でフードバンクを始めた。
高沢さんは「雪だるまがコロコロ転がるようにここまで来た」という。必要に駆られて活動を広げていくうちに、同じく必要性を感じていた人たちも集まってきたそうだ。
「必要ー助けたい」気持ちをつなぐフードバンク
フードバンクあしかがの活動が下野新聞に掲載され、そこから支援要請が増えて、同時に「活動の手伝いをしたい」問い合わせもあった。フードバンク活動は、活動の必要性は感じているが、何らかの事情で始められなかった人たちが一歩踏み出す所になっている。「困っている人はもちろん、活動を支援してくれる人たちのためにも継続しなければ」と気持ちを新たにしたそうだ。
また、支援を受けたいと連絡してきた人は勇気を振り絞って連絡している。「その気持ちを大切にして支援をしていきたい。」と吉田さん。最近は「自己責任」の風潮があるが「困ったら助けを求めればいい、自分に余裕があったら困った人を助ければいい」という環境になれば暮らしやすい世の中になる。フードバンクは食品を渡すだけではなく人々の気持ちをつなぐ。
魔女の「一歩踏み出させる魔法」
今回のた助っ人さんたちは行動力に満ち溢れていると感じた。問題を解決し、より良い暮らしをつくるために行動を起こす。そんな彼女たちの姿は一歩を踏み出せない人たちに勇気を与え、人々の力を発揮させる。多くの人の心を動かす力。これは素敵な「魔法」である。(おぐま)
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