塩澤サンタさんに聞く、子どもの「もうひとつの家」とは!?

 

ヤングだけじゃない! 0歳~103歳、多世代・多文化・多体験

  10/23のみんながけっぷちラジオ、ゲストはとちぎYMCAの塩澤さんでした。YMCAは西城秀樹の「ヤングマン」のイメージですね。「若者にかかわる活動」と思っている人も多いかもしれないのですが、栃木は違う! マルチジェネレーション団体=つまり、0歳の子から103歳のおばあさんまで、乳児保育所や老人ホームもやっているとのことで、あらゆる年代に寄り添っています。また英語塾・海外ワークキャンプとかで、いろんな国のいろんな人と貴重な体験を共に行います。 大切にしている思いは「一緒に喜び、一緒に悲しむ」こと。行動するのは意外と難しい、でも「心から共感できれば、世の中がもっと豊かになるんじゃないかな」と語っていました。 

 

親以外の大人が子どもを育てる「もうひとつの家」

  9月からスタートした「子どもの居場所/もうひとつの家・アットホームきよはら」。週に数回放課後に、ご飯を食べ、宿題をやって、お風呂に入り、洗濯して家に帰る(もう一つ家)とのこと。家ではご飯がない子もいたり、うまく親が子育てできない家もあります。「大変な状況にある子どもだけれど、家や地域社会で体験するようなことを少しでも味わってもらえたらいい。だから、普通のおじさんおばさんやお兄さんお姉さんが、普通にかかわることで、何かその子の将来にいいことがあるといいな」と活動しているそうです。

 専門家だけではなく、さまざまな人が誠心誠意、子どもに向き合うことが重要だと話していました。立派な人だけじゃなく「こういう人も、ああいう大人もいるんだ!」と”ありとあらゆる社会のようす”を見聞きすることが、子どもにとって重要だとのこと。誰にでも何かできることがあるのだな、と思いました。

 

家庭そのものが孤立している 

「家庭が地域や社会、職場から孤立している。子どももクラスや学校から孤立している」家がある。ネグレクトという状況があり、家庭の子育ての伴走支援をする出口の一つが「もうひとつの家」なのですね。子どもにとってひとつの関係性として「また来てね」「また来るよ」が続いていければ、と語っていました。ホッとできる場所がいくつかあることは素敵なことですね。コメント矢野おじさんは「困っている子どもの存在をそれとなく知っていて、それとなく支援の手を差し伸べられる地域の関係が重要」と語っていました。

 

12/22 やさしさの連鎖。みんなでサンタになろう!

 そして、今年12/22に行われる「サンタdeラン&ウォーク」。オリオンスクエアを大勢のサンタが走ったり・歩いたりして、子供の貧困を撃退しよう!というチャリティーイベント。参加費はすべて、県内で子どもを支える活動をしているNPOへの寄付となります。塩澤さんはその実行委員長! 楽しくてあたたかい気持ちになるイベントを目指し、着々と準備中とのこと。昨年は約300人の参加がありました。今年はみんなで参加し年に1回はサンタになりましょう。 

 サンタdeラン&ウォークの事前イベントで「街頭募金Withゴスペル隊」があります。11/28(水)と12/2(日)にオリオンスクエアと二荒山神社前で行われます。ぜひ、ゴスペル隊のクリスマスソングを聞いて、寄付してください♪ 詳しくこちら

 笑顔の絶えない塩澤さん、ウクレレの生演奏もありがとうございました!クリスマスが待ち遠しくなるラジオでした。(みやさか)