みなさん!協同労働を知っていますか~??
10月2日のラジオ、ゲストは、ワーカーズコープの俵木さんに、お聴きしながら教わりました。
協同労働とは??
一言でいうと雇われない働き方。協同でお金を出して責任もおい、自分たちで各地域のニーズにあった仕事をつくって働いています。
出すお金の金額にかかわらず、1人1票の議決権を持っています。つまり、協同で経営していて全員が社長です!原則民主制であるため、全てが話し合いで決められます。そのため、理想の働き方ではあるけれども、みんなが納得するまで進まないため、合意をとるのに時間がかかったりすることもあるそうです。
協同労働は失業者たちが作り上げた!?
協同労働の発生は、「雇われる」という働き方だとクビがあるから、もう雇われるのは嫌だ~!となり、「雇われない」という働き方=協同労働を作り出したそうです。俵木さんが、協同労働に携わることになったのも、リーマンショックで解雇されてしまったことがきっかけだったそうです。様々な現場を経験された俵木さんは、協同労働の魅力は、「排除しないこと。」と語っていました。
働くことが困難な人がいたら、その人がどうやったら社会参加できるかを話し合います。社会に還元しながら社会に自分たちの居場所を認めさせるような働き方をしていきたいと熱く話されていました。
地域で助け合いづくりを手がける
現在、県北地域で、高齢者向けのサポート養成講座を開き、高齢者同士で助け合いがうまれるような活動が広がっているそうです。1コインで病院まで送迎したり、買い物支援をしたりなど…。コインを渡すことで助けられる側の申し訳なさなど心の負債は軽減され、頼みやすいそうです。俵木さんは、協同労働だから生まれた発想であり、支え合いのコミュニティができていると言ってました!
ニーズのキャッチは、聞くことから!
仕事を生み出す上で重要になっている地域のニーズ。俵木さんは、この地域のニーズを地域に入り、チラシを配るところから自分たちでやって懇談会を開くなど常に聞く耳をもって掘り起こしています。何か地域に還元できることはないか?と聞き、困っている人の声を聴くことで初めて仕事に繋がってくるそうです。そんな中で、自分の中で拒絶してしまう時もあるため、一度飲み込み受けいれ消化できる体勢と聞く耳を持って日頃活動されていると言ってました。
私は、このラジオを通して初めて協同労働という雇われない働き方があるということを知りました。
将来、どこかの会社に就職し、クビを宣告されてしまったとしても、協同労働という働き方もあるから生きていけるかなと思えてきて、漠然とした不安は消えました。
働き方も様々あるので、自分にあった働き方を誰もが選択できるようになるといいのかなと思いました。
次回のゲストは、子どもの権利条約フォーラム2018inとちぎ実行委員会の事務局長、三田和子さんです!
お楽しみに~!!!
(さとうあやか)