9/26大澤報告
◆むかわ町役場で救護班ミーティングに参加。
●避難所:①避難所の課題出しと改善(徐々に帰宅する人もいるので使用しないベッドを撤収する。洗濯物を干す場所の確保等)②食事(おかゆ対応者について)③保健師より(風邪症状2名くらい)
④エコノミー症候群対策
●在宅者の確認:要支援者訪問 9/15-25の累計 234件 ●心のケア:①日赤 心のケアチーム、職員向けリラクゼーションルーム9/27設置。②子どもの心のケア、面談等予定。
◆厚真町役場で足湯カフェの交渉
避難所(厚真町中央小学校体育館)で足湯カフェ開催の交渉へ行きました。交渉が成立し、明日の午後に行くことになりました。とても避難者が多い場所でしたが、段ボールベッドをアイボリーのカーテンで仕切ってありとても清潔感が感じられる場所でした。食品やトイレットペーパーやその他の消耗品もたくさんストックされていました。
◆四季の館にて足湯カフェ。「効果は絶大!」
まったく知らなかった避難者とも顔見知りとなり、お互いに気軽に挨拶をかわせるようになってきました。こうなってくるとやはりいろいろな問題を吐き出しやすくなってくるようで、今日はたくさんの方々の相談を受けました。
足湯とは、ただ足をぽかぽかと温めるだけではなく、手もみをしながらお話をします。そこでさりげなくつぷやかれる言葉の中から、深刻な問題の発見ができるのです。そして内容にあわせて行政や医療につなげることができます。避難所での足湯効果は絶大だと感じました。
◆移住者のまち、ルーラルビレッジでも足湯。鹿も出てきた。
ルーラルビレッジとは、安平町役場の町づくり推進課が進めている移住者のための分譲地です。自然と共存しまるで森の中に住んでいるかのような場所。ホタルも飛び交う場所というのがこちらの特徴のようです。
ちなみにここへ向かう途中、大きな野生の雄鹿と道路で遭遇しました! 突然道路に飛び出してきたのです。ぶつからなくて良かったですよ。ぶつかっていたらきっと車のほうが負けていたと思います。それぐらい大きな大きな雄の鹿でした。
そんなルーラルでもかなりの震災被害を受けていて、道路にも大きな亀裂が入っていました。現在もまだ水は出ず、自衛隊の給水車が定期的に水を運んでいる状態でした。
この地域の公民館的な役割を果たしているマナビィハウスも震災直後は危険な状態とみなされ、立ち入り禁止。避難所としての機能を果たせず、この地域の住民の方々はやむなく公園にテントを張り、しばらくの間テント暮らしを余儀なくされていたようです。
専門家に調査してもらった結果マナビィハウスは安全だと判断され、数日前から出入りできるようになり、足湯カフェもそこで行いました。室内に入ってみると、壁には至るところに亀裂があり、照明器具も落ちてしまった所もあり、本当に安全なのか?ととても不安になりました。
北海道では徐々に気温も下がっていて、震災の復興も長期化される見通しだという事から、避難者の方々の健康が維持できるのかどうかとても心配になりました。
◆安平町ボランティアセンターから手話通訳の依頼
安平町ボランティアセンターはネット登録すると定期的にメーリングがあり、必要な情報が流れてきます。本日「手話ができる人はいませんか?」と流れてきました。
念のためボラセンの職員さんには手話通訳派遣制度というものが各市町にあることを説明し、その窓口に依頼するようお話させていただきましたが、結局通訳者派遣にはつながらず…、見放すわけにもいかないので自分が行くことになりました。
というわけで、明日は足湯チームから離れて、安平町で聴覚障害のあるボランティアと1日行動を共にする予定です。
安平町ボラセンではFacebookやTwitterも有効活用されていて“イマドキ”だなぁと感じました。