鳥からつながる町おこし

 遅ればせながら、前々回のラジオ報告です。8/29のゲストは「オオタカ保護基金」遠藤さん。市貝町でサシバ(猛禽類)の保護と環境の保護と町おこしを行っています!

 これだけ聞くと、「なんて多岐にわたる活動をしているのだ!」とお思いになる方もいるかもしれませんが、実はこの3つの活動、密接な関係があるのです。

 猛禽類は生態系の頂点。肉食動物なので食べる物はカエルや蛇など様々です。その餌となるカエルや蛇が生活できる環境というのは(完全に人の手が入らない大自然じゃなく)田んぼや畑などある程度人の手が加えられた里山。そんな里山も人口減少や流出により過疎化という問題に直面しています。そこで環境保全活動が鳥保護から町おこしへと広がったんですね。実にわかりやすくてすごい!!

 また、今はサシバですが以前保護していたオオタカは遠藤さんたちの活動効果もあり、個体数が増加したことで「国内希少野生動植物種(希少種)」から外れました。

 過去には環境保全で行政とも闘っていたんだとか。

 そんな遠藤さんが最後に言っていたのは、「自分の疑問に思った事ややりたいことはどんどんやってみた方がいい、でも肩肘張らずにゆっくりとでいい」ということでした。

 環境にも、人にも優しい、そんな人柄が市貝の人々にも受け入れられているんだなと実感しました。私自身も遠藤さんのように熱意は持ちつつ力みすぎないような大人になりたいなと思います。

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サイト内で1か月後までの「予告・報告」があります。興味ある方はぜひこちらへ(https://www.tochigivnet.com/radio/  (ちば)