子どもの貧困撃退♡円卓会議にちなんで、今週・来週・再来週は「子どもの貧困」がテーマです。今回のゲストは「医療生協」宮本さん。医療生協は組合員の出資で運営される病院です。宇都宮市内に2つの診療所と訪問看護のセンターがあり、様々な取り組みをしていますが、今回は「無料・低額診療」について聞きました。
生活が困窮して保険料の自己負担分3割を出せない人には、保険料のみ(7割)だけでOK、というもの。病院が医療費の窓口負担3割を全額または一部負担するものです。県内にはこの「無低」は2つだけ。済生会と医療生協だけです。
以前宮本さんが出会った困窮者は、収入がなく、ガンを患いながらも病院に行くことができませんでした。医療生協が「無料・低額診療があるよ」と言っても、「自分なんかにお金を免除してくれるのは申し訳ない」と遠慮していたそうです。でも、宮本さんが「誰でも医療はうけていい、憲法第25条にもあるけれど、健康で文化的な最低限度の生活を営むのは社会によって守られているんだよ」と伝えると、社会に支えられているということを感じたのか、治療を受けてくれることになったのです。
この話を聞いて、困窮し、病気を患っているのに、遠慮して(遠慮させて)しまう社会ってどうなんだろう?と憤りを感じました。
また、栃木県は全国で所得番付4番めの裕福県ですが、一方で、保険料未納による保険証取上げ率も全国1位だそうです。
この問題、みなさんはどう考えますか??
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