「フランス料理」という時、日本食に例えるなら高級割烹料理か。一方日本各地にオリジナルの料理があるように、フランスの地方にも旨いものがある。彼はバスクでの体験を表現したいと思った。東京で成功していたフレンチレストランを閉じて郷里の宇都宮に戻った。
2011年この店をオープン。東京からの客も呼べることを狙って、宿泊施設のあるろまんちっく村の近くに土地を求めた。また宇都宮は養豚農家が多く、地元の生産者から直接材料を仕入れることができる。豚肉は塩漬けから熟成まで加工作業を店で、すべて一人で行う。そのソーセージなどを使った家庭料理が中心だ。
特筆すべきはランチメニュー。前菜は3~4種類から、主菜は5~6種類(肉・魚)から選べること。客は選択に迷い、うれしい悲鳴。オーナーシェフは「わざわざ来てもらうので最高のもてなしをしたいから」と言う。
こだわりぬいた素材を使った深みのある旨味を堪能し、満足度はかなり高い。帰りの際にはお土産に焼き菓子(チーズケーキなど)、自家製パン(土日のみ)、フェアトレードのバスケットやナチュラルハーブ石けんなどが買える。(取材:吉田ゆりの・まちなかせかいネット)
●宇都宮市新里町丙33-2
●TEL 028-678-8848
●WEB http://coulis-rouge.com
●OPEN 11-14時(15時クローズ)、18-21時(オーダーストップ)
●定休:木曜
※予約してから行くことをお勧めします。
※バス―JR宇都宮駅西口よりろまんちっく村行(所要約40分)新里町下車徒歩3分
■フェアトレードとは■
・国際産直
・適正な価格で取引をすることで途上国の生産者の
自立を応援
・地球環境と生態系を守る農法で生産
・お買い物が海外協力になるしくみ
※本会機関紙『隔月刊・ボラ情報』より転載