”まず参加してみる” 災害ボランティア報告

7/26.27の両日、日帰りで、山形県南陽市へ災害ボランティアバスを出しました。二日間で30名の参加者がありました。参加メンバーの中には、過去の災害ボラ仲間に加え、初めて被災地にいくという学生ボランティアや社会人などがおりました。年齢も、下は16歳~上は72歳まで。多世代で初めてあった人同士が仲間となって被災地で活動を行いました。作業内容は、屋内外の泥だし作業。しかし、このお宅は、家主が娘宅で暮らしており数年空き家でした。今後住むことはないというお話で、床下の泥カキもしないといってましたが、泥で埋まった床下をみて、泥カキをやってもらおうか、という気持ちになり、一同で泥だし作業に取り組みました。栃木のメンバーだけでなく、山形の団体さんとも共同で汗を流します。泥のバケツリレー裏庭に溜まった泥の掘って集める作業など、初体験の人もいた今回のボランティアバスは、災害ボランティアは、専門家がやるもの!というイメージを覆し、準備さえすれば誰しもが参加できるものに変わりました。作業しに行くのではなく、”被災者を応援しに行く”気持ちを持っていれば大丈夫です。あおき

 

以下は、参加した学生さんの報告です。

 

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初めての災害ボランティアに参加して

国際医療福祉大学 2年 山田実咲紀

/27 、山形県南陽市に行ってきました。初めての水害ボランティアでした。その日は、太陽は出ていましたが心地よい風の吹く日で、活動がしやすかったです。活動先は、漆山地区の川沿いのお宅でした。作業は、庭では草刈りと川から流れた泥を一か所にまとめ、、家の中では床下に溜まった泥出しでした。泥のため、しっとりとしていたので、スコップを持ち上げるのに力を込めて取り組みました。未だに、筋肉痛です。。。しかし、よい運動になりました。(笑)

 私は、すぐ体力がなくなってしまったため、時々家主さんや近所の方々とお話しする機会がありました。お話をしていて思ったのは、“ボランティアに対する感謝の気持ち”を感じました。その感謝のなかには、「申し訳ない」という気持ちも含まれているなと感じとることがありました。ボランティアがどういう関わり方をしたら、そのような想いをなくすことができるのだろうと思いました。

 ただ一つ確かに思ったことは、ボランティアは深く考えすぎたりせずに、とりあえず参加してみるという姿勢が大切だということです。初めての水害ボランティアでも、とても充実することが出来、帰ってきてからも、たくさんのことを考えさせられました。私なんかが行っていいのかなど考える必要はなく、まず一歩、ボランティアは参加してみてから色々考えるべきだと思います。

 休憩中に地域に住む子供たちが自転車に乗って飲み物を届けてくれたり、かき氷を作って手渡ししてくれたりと、素敵な活動をしていました。また、お昼に食べたキュウリもおばあちゃんを思い出す味で、美味しかったです。帰りには赤湯で汗を流し、ぽかぽかした気持ちで外を眺めながら、栃木に帰ることが出来ました。大学二年の夏休みの初めに、とても刺激のある貴重な体験ができて良かったです。