1月19日(日)、宮城県石巻市の尾崎地区に牡蠣を堪能しにいってきました。大会は昨年に続いて3回目。ここは津波で被害を受け危険区域となって住むことができません。しかし、長面浦に面した内海で牡蠣の養殖は続けています。中学生から大の大人まで26人が参加しました。
海なし県の栃木では体験できない漁業体験(牡蠣の選別、洗浄など)を行いながら、津波が来た時の様子やその後の復興の状況などの話をききます。
そして皆で準備した牡蠣を網で豪快に焼いていただきます。よーく焼いて、熱々をほおばります。味は格別! 今回参加した「チームかぬま」の皆さんは2度目で、牡蠣の食べ方も慣れたもの。器用に殻を外してくださる優しい方々でした。焼き牡蠣に加えお母さんお手製の牡蠣ごはんにムール貝とねぎの味噌汁も絶品でした。最後の〆は牡蠣のバターソテー。満腹なのに箸が伸びます。
参加した中で、昨年夏に稚貝を海に下ろすお手伝いをした「宇都宮未来クラブ」の中学生たちもいました。彼女たちが海に下ろした牡蠣がこれまたいい感じに育っていて、2年物よりもハリのあるふっくらした牡蠣に育っていました。これには参加した中学生は、大喜び!参加された皆さん、被災の状況を見聞きし、改めて復興が進んでいないこと、時間がかかること、そして何よりも、こうやって足を運んできてくれる応援者がいることが、被災地の応援になるのだと感じたようです。
これからも被災地に関心を持ち続け、尾崎の牡蠣の味を思い返し、尾崎の方々の顔を思い出して、そして遊びに行ってくれる関係性が築いていけたら、と思います。
尾崎の皆さん、ありがとうございました。 あお