8月13日、お盆突入のこの日、8月9日に起きた水害支援に米山さんと駆けつけました。岩手県雫石町は、盛岡よりも西に位置し、田園風景が広がる農業が盛んな地域です。盛岡より秋田方面に西に46号線を進むと、山からの鉄砲水が流れ落ち、秋田新幹線の線路や家屋、牛舎などに流れ込んできている箇所が何か所もありました。橋げたが流されている橋もありました。今回の水害では、大きな河川の氾濫よりも、小さな川が溢れたことによる被害が多く、それも町内広域にわたっており、2,3軒だけが被害を受けたような箇所が点在しているようです。
【雫石町の様子】
※被害状況等【8/13 16:00現在】町HPより
・全壊 1件 ・半壊 3件
・住家床上浸水 108件 ・非住家床上浸水 102件
・住家床下浸水 242件 ・非住家床下浸水 81件
・土砂災害等 55件 ・道路土木施設 101件
・農業施設 694件
雫石災害ボランティアセンター
12日のボランティア21名。圧倒的に人が少ないです。
13日現在、ニーズ件数は29件。14件しか対応できていない状況。
本日は、約60名の参加が、県内外よりあった。水害直後は殆どが県外からのボランティアでしたが、お盆休みに入ったからか、地域の方の参加も1、2割程度あったようです。時期的に、お盆と言うこともあり、被災者の方々も友人や仲間に声をかけずらいという本音も聞こえました。
作業内容は、殆どが家屋からの泥だし作業。お盆前に片付けてしまいたいという方が多く、急いで片付けしているようです。
今回入ったお宅は、木工所の地下。木材を運び出し、5㎝ほどの泥をかき出し、高圧洗浄で洗い流しました。家主の方は、木材製品の納期が迫っているようで、作業しながら、泥出し作業を続けていたが、限界を感じてボランティアに依頼してきたようです。お父さんも20代の息子さんも疲れきっていましたが、大人数できれいになっていく様子を見て、心が少しは軽くなったようです。しかしながら、泥に浸かった木材の処分費用の事など、課題は沢山あるようです。
【矢巾町の様子】
ニーズ 45件(活動10件)
ボランティア数 39人
駅前の住宅地を流れる川が氾濫し、川沿いに被害が集中していて局所的。地図にマーカーで落としこんでいるので、参加ボランティアもイメージしやすい。しかしながら、こちらもボランティア数が少ない状況です。
青木