国道4号線と123号線(石井街道)の交差点から宇都宮大学正門へ行く、なだらかな坂の途中、右側にしもた屋風の店、コミュニティカフェ「ソノツギ」がある。学生グループや主婦らが日替わりで、看板もメニューも違った店を出す。スローでオシャレな店だ。
宇都宮大学学生NPOリソースネットワークは、インド女性の自立支援等を目的として設立。このカフェも運営している。学生の手だけで、黒字の経営をするのはかなりのエネルギーがいる。「まるで企業でインターンをしているようです」
インドの文化を伝えることを大切にしている。季節によってスパイスや野菜が変わるカレー、チャパティ、チャイが好評という。柔らかい味がする。その他にコーヒー、紅茶、ロゼーラ(ハイビスカスティ)や手作りケーキもある。
バナナの繊維で編んだ手工芸品(バッグ、コースター等)も販売している。毎春、学生自らインドツアーを組み、現地で買い付けて来る、思いのこもった品々だ。素敵な笑顔に会える。(吉田ユリノ:まちなか・せかいネット=とちぎ海外協力NGOセンター)
●宇都宮市平松町561 コミュニティカフェ「ソノツギ」
●Open:毎週土曜日、12-17時
●1-3月、8・9月は休み
■フェアトレードとは■
・国際産直・適正な価格で取引をすることで途上国の生産者の自立を応援
・地球環境と生態系を守る農法で生産
・お買い物が海外協力になるしくみ
※本会機関紙『月刊・ボラ情報』より転載