10/22(土)に、宮城県山元町へ日帰りボランティアに行ってきました。
当日の作業内容について、報告致します。
この日の参加者は、宇都宮から男性5名、女性4名。
天候は雨、大谷駐車場を5時過ぎに出発。途中、6時40分に安達太良SAで休憩。
7時20分に国見ICで東北道を降り、さくら市社協メンバーで男性4名の方が合流。
丸森経由で8時半に山元町災害ボラセンに到着。
この日の作業は山元町山寺字北泥沼のいちご農園のお手伝い。
まずは、アイポットと呼ばれる育苗用の黒い容器から、苗を取り出す作業。
容器を叩いて取り出しやすくしてから、茎の元の部分をつまみ、苗を傷めないよう慎重に引き抜く。
取り出された苗。品種は「とちおとめ」。
稀にひょろっと蔓のように長く伸びた茎があるが、それは摘んでしまって良いとの事。
地元の農家のお父さんは、慣れた手つきでスイスイとアイポットから抜き取っていくが…。
なかなか、抜けない。
こうして抜き取られた苗は、軽トラックに積み込まれ、植え付けする別のビニールハウスに運ばれる。
抜き取りが済んだ後は、そちらへ移動して植え付け作業。
畝間に車幅をあわせた大きな台車に、苗を載せて移動しながら、畝に開いた穴に苗を差し込んでく。
差し込む苗にはきちんと向きがあり、間違えないように注意しなければならない。
苗を差し込んだら、まわりの土をかぶせていく。
これまた、根腐れしないよう強く押さず、小さな芽の部分が土に隠れないように、注意が必要。
植え付けが一段落したところで、昼休憩。
この頃には雨足もすっかり弱まり、細かい雨が降ったりやんだりする程度に。
午後からは、苗の抜き取り班と、アイポットやトレー等の洗浄班に分かれて作業開始。
トレーやバットをバシャバシャと洗う一方…
苗が入っていたアイポットは、ブラシと軍手を使って内側・外側両方を洗っていく。
洗い終えたトレーをセットにして積み上げ。
洗ったアイポットは、およそ6000本。それでも全部終わらず、少し残ってしまう。
こうして、この日の作業は終了。
ボラセンに戻って報告後、16時過ぎに現地を出発。
途中休憩をはさみつつ、19時45分に無事大谷に帰着。
※山元町のいちご概要
生産量は亘理町についで県内2位、2010年の販売額・約12億9970万円
主な出荷先・仙台など県内、北海道・東北、京浜地区
生産者数129名、被災生産者124名(うち犠牲者10名)
面積37.75ha、被害面積36.94ha(97.8%)
亘理・山元地域のいちご生産は東北一、
いちご支援は、農家の生業支援の他、町の復興にも直結している。
被災産地の被害の状況と現状について 農畜産業振興機構・野菜需給部
焦点/津波被害 イチゴ復活歩みだす 河北新報 2011年10月3日