今日は次世代に伝える。原発避難12年目ラジオです。ゲストは内田啓子さんです。内田さんは栃木県出身だが、田舎暮らしをするために、家族で2010年に福島県田村市に引っ越しされ、原発避難に遭遇。震災で栃木に避難してきました。
子供たちに、自然豊かなところで育ってほしい。そんな思いから福島にきて、春から新しい生活が始まるという矢先に起きた、原発事故。移住した当初は、過疎地域であったがために、とても喜んでもらい、地域の人から優しくしてもらえたという。毎日が新しいことだらけで、短期留学のような暮らしだった。その一方で、あんなに地域の人にやさしくしてもらえたのに、自分たちは避難をして、とても罪悪感があったという。地域の人に恩返しができない苦しさもあった。
内田さんが住んでいた田村市というのは、避難指示や屋内退避の指示が出る30キロ圏内のちょうど境目の地域で、そこに住んでいた人たちは難しい判断を強いられたことだろう。判断により、元の土地、暮らしを失った人々はたくさんいる。それを解決してくれるのはお金だけなのだろうか。被害の立証をするためには、つらい過去に向き合わなければならない。このつらい過去、苦い経験を少しでも後世に活かす、誰かの役に立てる。これが、原発事故から12年経った今、やるべきことなのではないだろうか。
原発事故を通して、社会の何が変わったのか。そして、今やるべきことは何なのかについて話し合います。
ぜひお聞きください!!
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ミヤラジ(77.3FM)にて毎週火曜19:00~20:00オンエア!
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(加藤)