写真中央の野澤健太さんは3月3日に栃木県立宇都宮東高等学校を卒業しました。
9日に卒業のお祝いのために、学校ボランティアで関わってくれた柴田さん、深谷さん、とちぎボランティアネットワークの菊池さん、おばさんボラの渡辺が野澤さん宅に集合しました。
健太さんは筋力が衰える難病があり、電動車椅子を利用しています。高校に合格して学校内での支援は家族が行うことになっていますが、家族だけではかなりの負担が予想され、お母さんから学校でのボランティア依頼があり、とちぎVネットに相談した結果、男性2人が関わってくれました。
学校もそれを承諾してくれました。
支援の内容は、トイレ介助、教室(音楽室等)の移動、休み時間は10分間なのでこれに間に合わせなければなりません。
昼ご飯の準備等、授業中は支援者は別室で待機してます。
柴田さんは現在は福祉の仕事に就いています。深谷さんは自分の時間が空いている時はボランティア活動に費やしている方です。
学校ボランティアは他の生徒たちもいるなかで、気配りがとても必要です。ボランティアを引き受けてくれたお2人は、黒子のようにさりげなく動いて、そっと見守っていてくれたのです。
卒業証書を健太さんから見せてもらい2人とも感動していました。
健太さんの教室は3年間1階で、3年生の時はトイレが近い教室に、学校側が配慮してくれたとの事です。
校長先生はじめ先生方そして何より全生徒の皆さんも、健太さんの卒業を心からお祝いしていると思います。
健太さんこれからです、自分がどういう生き方を選ぶか…。みんな応援してますよ。
みゆき