震災発生時のこと
3年前に東北地方を中心とした「東日本大震災」が発生しました。
当時私は、仕事で群馬県館林市で道路工事の仕事をしていました。
工事のほうは、ほぼ完了していて完成書類のまとめに追われているところでした。
午後の時間になって、現場事務所で作業していると突然大きな揺れを感じました。建物の倒壊や家具などの下敷きになる心配はなかったので、とにかく揺れが収まるまで待つしかありませんでした。
揺れが収まり、外の様子を見ると近くの家の瓦が崩れていたり、尋常な状態ではありませんでした。
東海地震が発生したのかと、ラジオで何が起こったのか確認すると東北地方の大地震であることがわかりました。電話も通じなくなって、作業員からも家族の安否が確認できないと訴えられ、その日は作業を中止して各自自宅へ向かうことにした。
停電で信号が、機能していない交差点を注意して通過しながら、自宅に戻ると自宅付近は停電にはなっていなかったので、その晩はずっとテレビを見ながら、当時抱えていた仕事の作業進行計画を立てていたのを思い出します。
4月になり、それまで勤めていた建設会社を退職してVネットの常勤となり、被災地に行けるようになって気仙沼で活動後、震災支援の事務局活動を中心に行いました。
あの日から3年たって
現在、それなりに町の復旧は進んでいるように見えますが、原発などで避難している人達にはあの日のまま時間は止まっているし、仮設住宅で暮らしが解消していない人も多く、全体を見渡せば課題山積というような感じです。
東日本大震災は、あまりにも広域で支援も長期にわたるなど、なかなか手ごたえの見えない支援活動となってしまったのが、私たちの反省と課題として残っています。そして、まだまだ支援は長期にわたるものとなっています。
そして、現在私たちの前に立ちはだかっているのが「風化」というものと対峙しています。これは私たちの日々の生活の中で、静かに気がつかないうちに浸食してくる非常に厄介なものです。
これから復興支援とかという固定観念をはずして、素直にとちぎVネットとして何が私たちにできるのかを毎月奇数週の水曜日にオールとちぎ会議などで進めていきたいと思っています。関心のある方は会議に参加していただいて、一緒に活動していただければ幸いです。
徳山 篤
オールとちぎ会議 毎月奇数週の水曜日 19:00から21:00まで
夕食を食べての会議です。夕食代200円
参加資格:災害支援、防災に関心のある人
夕食の準備があるので、前日に参加連絡があるとありがたいです。
場所及び連絡先
認定NPO法人とちぎボランティアネットワーク
栃木県宇都宮市塙田2-5-1共生ビル3階
Eメール:tvnet195@ybb.ne.jp
web:tochigivnet.com
電話:028-622-0021