第一の男性
その人は、車いすでやってきました。
何でも北海道から相模原へ向かっているとのことです。
しかし、北海道を抜け出さないうちに、財布を盗まれてお金を一気に失ってしまいました。社会福祉協議会等から少しずつお金を借りて、10日ほどかけて宇都宮までたどり着いたのです。食品を渡し、JR宇都宮駅まで送って行きました。
第二の男性
数日前から、宇都宮にきて日雇いの仕事をしながら路上生活をしていた。その生活にも限界を感じ、フードバンクに助けを求めてきた。
これから、どのように暮らしていきたいのかをイメージできないでいるので、漠然に助けてもらいたいとしか意見を言わない。とりあえずフードバンクの事務所に泊まってもらってどうしたいのかを考えてもらうことにした。翌日どのような答えが出るのか期待したい。
徳山 篤