レオン自動機さんの41名の方が山元町のボランティアに参加してくださいました。この日の現場は線路横にある、津波被害を受けたお宅の隣接する畑。震災後瓦礫が混ざったまま寄せ集めていた泥の山を、瓦礫を分別しながら土嚢袋に詰めていく作業をしていただきました。
ほとんどの方がボランティア初参加ということで、始めは土嚢に詰める量や袋の結び方で戸惑っている様子も見られましたが、皆さんとても一生懸命に作業してくださり、一つの山はあっという間になくなり、みるみる土嚢袋の山が積み上がっていきます。
こちらは土嚢を積んでいるとちボラメンバー。一人ふざけた人がいますが…
お昼ご飯は山元町の被災したご夫婦が経営するお弁当きく邑さんにご注文いただき、後方支援にもご協力いただきました。まけないぞうや磯浜ステッカーの購入にもご協力いただきました。
午後の作業は一時間程でしたが、皆さんなんとかすべて作業を終わらせようと、午前に増してスピードアップ。正直米山は今日一日では終わらないだろうと思っていましたが、ほとんどの山の袋詰めが終わりました。
作業終了後この日積み上げた土嚢袋の前で記念撮影。
作業道具の片付けもお手伝いいただき、その足で東保育所へお参りくださいました。
その後なんちゃってバスガイド米山も同乗させていただき、浜街道を通って中浜小学校へ。震災の爪痕が大きく残る東保育所や中浜小学校を実際目の当たりにして、テレビで見る光景とはまた違う、想像以上の現実に、皆さん言葉を無くし深いため息が漏れます。
同じ浜街道沿いにある山下第二小学校は近日中に解体されることが決まり、19日に校舎とのお別れ会が行われます。山下第二小学校は震災当日、校長先生の素早い判断で歩いて役場まで避難し、学校にいた児童は全員無事でした。校長先生は最後まで学校に残り、迎えに来る親御さんに避難したことを伝え、そのまま津波が来たため一人学校で夜を明かし翌日救助されたそうです。素晴らしい校長先生と素敵な校舎だったので、もう通えないとしても残念だと、この学校に通うお子さんがいた方が仰っていました。思い出の場所がなくなってしまうのは辛いものです。今も被災地ではこうした悲しみが続いています。ボランティアに参加していただいた方には作業するだけではなく、こうした今の現実を見て、感じていただけたらと思います。
さてレオン自動機さんとは中浜小学校でお別れ。名取市ゆりあげの復興市場へ向かうとのことでしたが、いかがでしたでしょうか。
またの来町をお待ちしております。ありがとうございました。
yone