9月2日(日)、9月8日(土)山元町活動報告

9月2日、栃ボラ4名と個人ボラさん計15名での活動となりました。9月に入ったとは言え東北もまだ暑い日が続いております。
この日は午前中にご夫婦二人が亡くなり解体されたお宅跡地の草刈りと瓦礫起こし。献花台にお線香をあげてから作業させていただきました。

午後からはいつも私達が会いに行く老夫婦のお宅横の私道を草刈り。簡易的に整地されているものの、土の私道は細かい瓦礫がたくさん混ざっており、放っておくと草もどんどん伸びてしまいます。

お父さんと一緒に作業。お母さんから麦茶と庭でできたきゅうりの漬け物をご馳走になりました。これがまたおいしいんです♪


さて作業風景を撮影しようかと携帯を取り出した途端、突然の土砂降り。急いで退散することになりました。(彼らはあまり急いでないような…(笑))

9月8日、栃ボラ7名、個人ボラさんと計12名での活動。この日も快晴でした。午前中は先週の敷地のガラスや石を拾い、刈った草を集めて終了。午後からは海側の畑に移動し、瓦礫ふるい作業。

かなり奥深くまでたくさんガラスやプラスチックなどが入っていました。今回栃木から大学生3名が参加してくれて、若いパワーで大活躍。ふるい作業も涼しい顔でこなしてくれました。最後に東保育所のお花に水をあげに行きました。

今日で東日本大震災から一年半が経過しました。一年半という時間を、今日という日を、今どのように感じるかはそれぞれ違うことでしょう。
東北3県で今日までの死者は1万5870人、現在も行方不明の方は2814人もいらっしゃいます。そしてその方々の数の分だけ家族やお友達がいて、今も悲しみ苦しみの中にいらっしゃいます。大切な人を失う悲しみはたとえ復興が進もうが、いくら時間が経っても消えることはありません。


そして被災地の今はなかなかテレビでも取り上げられなくなりましたが、今も約340万人もの方々が仮設住宅等で生活されていて、瓦礫処理はまだ全体の20%程しか進んでおらず、今も被災地にはたくさんの瓦礫や車が積み上がっていて、被災地に暮らす方々は否応なく毎日それを目にして生活されています。また福島の方は自分の家が町が、どうなっているか未だ見ることすらできずにいます。
だからと言って私達に特別何かできるわけではありません。あれだけの大災害を前にして、いくら何かしたいと思っても、いくら毎週足を運んだとしても、できることは本当に僅かで、無力さを感じます。


それでも忘れないでいること、前を向いて生きて行こうとしてる方々を応援すること、何事もないような平穏な今日でも、同じ日本の空の下に生きる方々を少しでも想っていただけたらと思います。

Yone