7月29日(日)米山初の南相馬ボラに行ってきました。
前日より相馬野馬追祭が開催されており、朝南相馬に入ると度々対向車線に鎧を着た人が乗った馬さんが。タイムスリップしたような感じでした。
この日の活動は小高区の民家で草刈り。自衛隊OBの隊友会の皆さんとご一緒させていただきました。
この時期天気が良いと非常に体力を消耗します。こまめに水分補給をしながらの作業でしたが、無理をするとすぐ熱中症になってしまうので、十分注意しなければいけません。(写真1)
敷地が広く草もだいぶ生い茂っていたため一日かかっても終わりきることができませんでした。しかし隊友会の方々の指示のおかげで体調や安全面の管理、作業もスムーズに進めることができました。隊友会の皆さんありがとうございました。(写真2)
以下南相馬小高区から鹿島区への海岸近くの現在の写真をご覧ください。まもなく一年五ヶ月ですが、震災後そのままの場所がたくさんあります。(写真3、4)
家から出された処分する物も放射能の関係で移動することができません。(写真5、6)
船や車が残されたままの場所もまだあります。震災から時が止まってしまっています。(写真7)
作業している重機がたくさんあるかと思ったら、全部被災して動かなくなった重機でした。
写真は撮れませんでしたが、商店街だったであろう街の中も建物が地震で崩れたまま人影もなく、田舎道も整備されることなく草が高く生い茂り、町全体時が止まっているようでした。
放射能については目に見えないだけに非常に難しい問題です。ボランティアの放射能関係の問題についても完全に自己管理、自己責任となります。しかしこの町を大切に思い、一日も早く戻って生活したい方々がたくさんいらっしゃいます。生活を取り戻すには非常に長く険しい道のりになるでしょう。そのためには微力でも人の力が確実に必要です。我々日帰りボランティア隊の南相馬便は不定期ではありますが希望者人数により出発しております。ご協力いただける方のご連絡をお待ちしております。
ボランティアの参加が難しい方にもこうして復興ができずにいる町、そこに戻ることができず苦悩する人々がまだたくさん存在していることを忘れないでいただけたらと思います。(米山)