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とちぎ県北ボランティア
フードバンク県北 / 子どもの居場所 スマイルハウス
営業時間
学生・若者ボランティア募集中。現在15人。
毎月1〜2回の会議で、当日までの企画を一緒に考えてくれる人募集中。
ボランティア大募集!
◎相談聞き取りボランティア
◎食品回収ボランティア
◆毎週木 15時~ フードバンク会議
奥能登、町野町は老若男女問わず魅力的な人が多い。目力がある。過酷な自然の中で生き抜いてきた知恵や力強さが目に現れるのかもしれない。よってイケジョ・イケオジの含有量が高い。
金蔵地区の石崎さんもその例にもれずイケオジである。石崎さんは料理も上手く、自家栽培のブルーベリージャム、山から採ったきのこの佃煮、こんかいわし(ぬか漬け鰯)を使ったジェノベーゼなどどれも優しい味を作り出す。
その石崎さんが朝から冷凍しし肉(イノシシ肉)を持ってきてくれた。今晩はジビエでビールだ!
「自分で捌いたの。自分でワナで獲ったの」
18時からのボランティア・ミーティング中から、石崎さんはしし肉をさばき始める。生姜と醤油で下味をつけ、金蔵集会所の業務用ガスコンロで焼き上げていく。火力が良いためたちまち食欲をそそるいい匂いの煙が立ち上がり集会所中に広がる。会議なので台所にはしし肉を焼き続ける石崎さんと私が残った。しめしめ、手伝うふりをして面白い話を独占できる…。
金蔵での楽しみは石崎さんの語り部だ。私はたいてい傍らに陣取り話を聞く。金蔵の歴史、地域おこしの取り組み、金蔵の地の利、復興への思い、金蔵の怪談などなど。今日の話題はなんだろうと楽しみにしながら「この猪はどうやって手に入れたんですか?」と軽く話を振ってみる。奥能登は物々交換が盛んなところなので、きっとお手製のジャムや佃煮やキムチと交換にこのお肉を手に入れたんだろうと考えていたが、いとも簡単に
「うん、自分で捌いたの」
一瞬思考が止まる。・・・今、なんつった?
「罠を仕掛けて、自分で獲って捌いたの」
キターーーーー!!!!
今日の話題は猪狩りと、その捌き方!
話しながらもまるで焼肉屋の店先のような良い匂いと煙を放ち、しし肉は次々と焼き上がっていく。それを嗅ぎ眺めながら、猪を仕留めるところから始まり、捌く様子を微に入り細に入る語りを聞く。語りの間からふっと獣の臭いが立ち込めた、ような気がした。
移住したら、イノシシ狩りだ!
すべての肉が焼き上がり、ビールでしし肉を頂く。・・・美味しい。 以前、しし肉を食べたときには獣臭く、もっと固かった。石崎さんの手によるものはどれも優しい味がする。イノシシも例外ではなかった。野生で生きていたと思えるしっかりとした歯ごたえはありつつ、熟成が進み思いがけずに柔らかい。臭みは全くなく、むしろ肉の甘みを含んだ香りを感じる。丁寧な仕事があってのこの糧だ。命を頂戴するありがたさをつくづく感じる。
「イノシシ狩りに連れて行くと、大抵の人は食べられなくなるよ」
気のせいだろうか、そういうIさんの口調がなんとなく挑発的に聞こえた。
よし、金蔵に移住をしたら石崎さんのイノシシ狩りについていこう。
めったに食べられないけれど、一緒に狩りに行けば食べられます。さあ、町野へ行きましょう(M.Midori)
今週の「とちぎフレッシュLIVE」では、音楽家岡倉ゆかりさんをゲストに迎え、ピアノの生演奏と音楽の素晴らしさを語り合う時間を過ごしました。
ピアノ演奏、ゴスペル指導など、多方面で活躍されている岡倉さんと、その人生と音楽の魅力をじっくりとお伺いしました。
その歩みや活動の背景に触れるだけでなく、音楽やゴスペル体験も共有しました。
岡倉さんが音楽に出会ったのは幼少期。「幼稚園の頃、オルガン教室で初めて鍵盤楽器を触れたとき、楽譜が絵のように感じられた」と語ります。その感覚が今でも音楽活動の基礎となっているそうです。音楽大学ではクラシック音楽を専攻し、厳しい練習の日々を送りましたが、当時は「音楽を楽しむ余裕がなかった」とのこと。技術や評価を求められる環境で、喜びよりもプレッシャーが勝っていた時期があったそうです。
卒業後、音楽から離れ、演劇の世界に挑戦したそうです。そこで「表現すること」の意味を学び、再び音楽に向き合うきっかけとなったのが、障がいを持つ方々とのセッションでした。最初は不安もあったそうですが、演奏を始めると皆が笑顔で歌い、踊り、音楽を心から楽しむ姿に感動。「音楽を通じて人とつながる喜び」を改めて感じた出来事だったそうです。
配信ではゴスペルの魅力についても語られました。技術ではなく「祈り」や「心の叫び」を音楽で表現するのがゴスペルの醍醐味だそうです。その一環で初心者の私、(しょうちゃん)に「上を向いて歩こう」のレッスンをしながら歌い、ゴスペルのエネルギーを体感しました。
リズムに乗りながら体全体で歌うことで、言葉以上のメッセージが伝わるひとときでした。
配信のでは、岡倉さんがピアノで「この素晴らしき世界」を披露。
その美しい歌声とメロディーが視聴者の心を深く打ち、コメント欄には「ステキ♡」「演奏に引き込まれた」といったコメントが寄せられました。
ピアノの旋律が、言葉以上に「音楽の力」を伝える場面でした。
音楽の持つ「癒し」と「つながり」の力を存分に感じることのできる活動は、年齢や性別、障がいの有無を超え、音楽で多くの人々を笑顔にするものです。「音楽を通じて心が一つになる瞬間を共有する」という想いは、視聴者にも深く響いたのではないでしょうか。
今回のインタビューを通じて、音楽は言葉を超えて心をつなげる力を持っていますが、岡倉ゆかりさんの話を聞くことで、さらにその深さを感じました。
音楽で多くの人々を支え、元気を届けることができる人がいることは本当に素晴らしいことです。視聴者の皆さんに感謝を込めて。次回のライブ配信もお楽しみに!
ありがとうございました。
このブログを読んで興味を持った方は、
ぜひYouTubeチャンネル「ボランティアのしょうちゃん」をチェックしてみてください!
また、「食を通じて助け合い、笑顔を届ける」
とちぎ県北ボランティア活動もぜひ応援してください!
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障害のある方々やそのご家族を支える「相談支援専門員」という職業をご存じですか?
今回は、栃木県大田原市で相談支援専門員として活躍する芝本沙南さんに、YouTubeチャンネル「ボランティアのしょうちゃん」にてお話を伺いました。
仙台市出身の芝本さんが障害支援の道を歩み始めたきっかけは、中学時代の経験でした。
学校内にあった支援クラスの子どもたちと関わる中で、「ゆったりした空気感や一緒にいる心地よさ」を感じたことが今の仕事に繋がっています。
一度は一般企業に就職したものの、「好きだったことを仕事にしたい」という想いが再燃。ヘルパー資格の取得や施設での勤務を経て、現在の相談支援専門員としての役割を担うようになりました。
相談支援専門員とは「障害福祉版のケアマネージャー」のような存在です。
利用者が希望する生活に近づけるよう、福祉サービスを提案し、利用開始後も定期的に状況を確認します。支援内容は多岐にわたり、事業所の見学に同行したり、家庭を訪問して面談したりと、日々変化に富んでいます。
「相談支援専門員だからといって、すべてを解決できるわけではない」。それでも、「一緒に悩み、一緒に喜びながら、少しずつ前に進んでいく姿勢」を大切にしているそうです。
利用者だけでなく、そのご家族の気持ちにも寄り添いながら支援を進める姿勢が、多くの信頼を集めています。
現在、地域に「1人で過ごせても安心できる居場所」を作る取り組みを進めています。
「静かな空間を求める人や、アート活動を楽しむ場が欲しい人たちが、自由に表現できる場所を作りたい」と語ります。
それは、賑やかさや派手さよりも、一人ひとりの心に寄り添う場を目指した取り組みです。
最後に、福祉に興味を持つ人々へ芝本さんからのメッセージです。
「障害者や障害児という枠組みだけで考えず、1人の人として向き合うことが大切です。まずは友達を1人作ってみてください。その人との交流を通じて、障害者福祉の課題や可能性を自然と学べるはずです。そして、そのつながりが自分自身の世界を広げてくれます。」
芝本沙南さんの話からは、相談支援専門員という仕事が「解決者」であるだけでなく、利用者とともに悩み、喜びを分かち合う伴走者のような存在だということが伝わりました。
一緒に笑い、一緒に考える。その姿勢が支援の現場で最も大切なのだと感じました。また、「支援される側」ではなく「その人らしさを生きる主体」として障害者と接する考え方には、多くの学びがありました。
これから福祉を目指す方だけでなく、
誰にとっても心に響くメッセージだったのではないでしょうか!?
リンクはこちら⇨(ボランティアのしょうちゃん)